みんなベルモンドが大好き
浪花のモーツァルト - 白野弁寿
2024/05/16 (Thu) 00:52:27
浪花のモーツァルト キダ・タローさんがお亡くなりになりました。ご冥福をお祈りいたします。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d928de55be86a3354d3bb685b3d4971cea3a80f5
作品集は1992年にSLCから2枚組、2010年に「生誕80周年記念盤」と銘打ってRICE MUSIC(キングレコード)から3枚組に拡大されて、代表曲が網羅されています。
画像はSLC盤。
首輪のない犬 - 白野弁寿
2024/05/12 (Sun) 00:42:31
首輪のない犬 CHIENS PERDUS SANS COLLIER
戦後フランスでも社会問題となっていた孤児・浮浪児を取り上げたジルベール・セブロンの原作を映画化したジャン・ドラノワ監督作品。子供たちの救済に奔走する家裁判事ラミーをジャン・ギャバンが演じた。フランス公開は1955年10月4日で、日本では翌1956年9月19日封切り。
公開当時、サントラ盤はリリースされず、テーマ曲にエディ・マルネが作詞した主題歌がリリースされた。仏フィリップスからジャクリーヌ・フランソワの歌を含むEP(432081)がリリースされた。伴奏はミシェル・ルグラン楽団。
後年(1960年頃)この映画のプロダクション、フランコ・ロンドン・フィルムが自社作品のサントラ音源を集めたアルバムを制作した際、サントラ音源でテーマ曲が初収録された。
1998年作品集CD“MUSIQUES ORIGINALES DE FILMS PAUL MISRAKI Vol.3”(仏POMME / LARGHETTO 952402)にも、サントラ音源のテーマ曲が1曲収録された。
画像はジャクリーヌ・フランソワの主題歌を含む仏盤EP
殺人鬼に罠をかけろ - 白野弁寿 URL
2024/05/05 (Sun) 19:07:02
殺人鬼に罠をかけろ MAIGRET TEND UN PIEGE
ジョルジュ・シムノン原作を映画化した“メグレ警部”シリーズの1本。“メグレ警部”を演じるのはジャン・ギャバンで、ジャン・ドザイー、アニー・ジラルドが共演。フランス公開は1958年1月29日で、日本では同1958年7月26日に封切り。
公開当時、仏ポリドールからポール・デジャルダンPAULE DESJARDINS が歌う主題歌「CA NE SERT A RIENそれは役に立たない」を収録したEP(20800)がリリースされていた。作詞はアンドレ・オルネで、伴奏はアルマン・ミジアニの楽団。
1998年作品集CD“MUSIQUES ORIGINALES DE FILMS PAUL MISRAKI Vol.3”(仏POMME / LARGHETTO 952402)には、主題歌の別テイク(おそらく映画ヴァージョン)に加え、インスト4曲を含む5曲が初収録された。
画像は仏ポリドールからリリースされたポール・デジャルダンのEP
JEAN MUSY - 白野弁寿 URL
2024/05/03 (Fri) 16:23:21
フランシス・レイの中心的アレンジャーのひとりであり、「オー・シャンゼリゼ」の革新的なアレンジメントや、大貫妙子さんや谷山浩子さんなど多くの日本人アーティストとのコラボレーションでも知られるジャン・ミュジーさんが4/26に亡くなりました。奇しくもマエストロ、フランシス・レイのお誕生日に亡くなるとは・・・
ご冥福をお祈り申し上げます。
https://www.lefigaro.fr/musique/mort-du-compositeur-jean-musy-a-76-ans-20240428
目撃者 - 白野弁寿 URL
2024/05/02 (Thu) 00:10:06
目撃者 MEFIEZ-VOUS FILLETTES
ジェームズ・ハドリー・チェイスの原作をイヴ・アレグレ監督が映画化したフィルム・ノワール。主演はロベール・オッセンとアントネラ・ルアルディ。フランス公開は1957年7月5日で、日本では同1957年12月11日封切り。
日本公開時キングレコードから、フィルム・サウンドトラック直接録音のSP盤(CL237)がリリースされた。カップリングは同時期に公開されたフランス映画『親分(ボス)』(ラルフ・アビブ監督/ミシェル・エメール音楽)。SPからLP/EPへの切り替え時期で、同内容のシングル盤(アンコール盤 EA27)もリリースされた。
1998年作品集CD“MUSIQUES ORIGINALES DE FILMS PAUL MISRAKI Vol.1”(仏POMME / LARGHETTO 952382)に音楽のみ3曲が初収録された。
画像はアンコール盤シングル
気のいい女たち - 白野弁寿 URL
2024/04/30 (Tue) 22:26:45
気のいい女たち LES BONNES FEMMES
パリの電気店に勤める4人のパリジェンヌ(ベルナデット・ラフォン、ステファーヌ・オードラン、クロチルド・ジョアーノ、ルシール・サン・シモン)を描くクロード・シャブロル監督作品。パリ公開は1960年4月22日。日本では輸入されたがお蔵入り、1980年フィルムセンターの戦後フランス映画秀作選の中で、『善良な女たち』のタイトルで上映され、1995年になって『気のいい女たち』のタイトルでビデオリリースされた。音楽はポール・ミスラキとピエール・ジャンセンの共作で、この作品以降、シャブロル作品の音楽はピエール・ジャンセンが中心となる。
公開当時、仏ヴェルサイユ から6曲入りEP (90M301) がリリースされていた。いずれもミスラキ作曲で、演奏指揮はジャック・メテエンが担当。
このうち3曲が1998年リリースされた作品集CD“MUSIQUES ORIGINALES DE FILMS PAUL MISRAKI Vol.2”(仏POMME / LARGHETTO 952392)に収録されているが、一部曲名が異なっている。
画像はオリジナルEP
お嬢さん、お手やわらかに! - 白野弁寿
2024/04/29 (Mon) 00:49:02
お嬢さん、お手やわらかに! 原題:FAIBLES FEMMES
アラン・ドロンが当時売り出し中の若手女優パスカル・プチ、ジャクリーヌ・ササール、ミレーヌ・ドモンジョと共演したミシェル・ボワロン監督の青春コメディ。フランス公開は1959年2月11日で、日本では同年4月23日に封切。
音楽はポール・ミスラキだが、主題歌・挿入歌をポール・アンカが担当。劇中アンカの大ヒット曲「ダイアナ」が聞かれ、エンディングにはこの映画のために作られた「IT’S REALLY LOVE お嬢さん、お手やわらかに!」が流れる。
日本公開当時、キング ABCパラマウントから「IT’S REALLY LOVE お嬢さん、お手やわらかに!」がシングル・リリースされていた(PS29)。
ミスラキの楽曲は、残念ながらリリースされたことはないようだが、映画の冒頭結婚式のパーティーシーンで、『素直な悪女』の楽曲(JAZZ PARTY など)が流用されていた。
家なき子 - 白野弁寿
2024/04/22 (Mon) 20:41:13
エクトール・マロの名作をアンドレ・ミシェル監督が映画化した仏伊合作。フランス公開は1958年8月2日。日本では1960年12月15日日本語吹き替え版で公開された。
仏フィリップスから映画のダイジェスト版10インチLPがリリースされた。絵本タイプのもの(E1R0037)と、通常版仕様のもの(P76193R)の2種類があるが、内容は一緒。
テーマ曲に作曲者ミスラキ自身が作詞して「L’ETANG 池のほとり」というシャンソンになっている。ジャクリーヌ・フランソワやブロッサム・ディアリーが歌っている。
1998年リリースされた作品集CD“MUSIQUES ORIGINALES DE FILMS PAUL MISRAKI Vol.4”(仏POMME / LARGHETTO 952412)にはサントラ音源6曲とブロッサム・ディアリーが歌う「L’ETANG 池のほとり」の計7曲が収録されていた。
画像は絵本タイプの E1R0037