みんなベルモンドが大好き
素直な悪女 - 白野弁寿
2024/04/16 (Tue) 22:16:56
素直な悪女 原題:ET DIEU・・・CREA LA FEMME / 米国公開題名 AND GOD CREATED WOMAN
ブリジット・バルドーを国際的スターダムに押し上げた1956年ロジェ・ヴァディム監督の長編デビュー。フランス公開は1956年11月28日で、日本公開は1957年5月21日。
仏ヴェルサイユから10インチLP(VERSAILLES STD2012)がリリースされた。ミスラキのオリジナル音楽を2部構成の組曲形式で収録され、曲間にバルドーのナレーションが組み込まれている。同内容の10インチアルバム(BELTER 25.503)がスペインでもリリースされたが、アートワークは全く異なる。
米国ではデッカ・レーベルで12インチ盤(DL8685)がリリースされ、日本でもテイチク・デッカから12インチ盤の発売が記録されている。また1974年にMCAオリジナル・サウンドトラック・エバーグリーン・シリーズの1枚として米国盤のジャケット仕様でリリースされた。
1995年映画生誕100周年オリジナル・サウンドトラック・コレクションの1枚として世界初CD化されたが、その解説を白野が担当した。
1998年作品集CD“MUSIQUES ORIGINALES DE FILMS PAUL MISRAKI Vol.1”(仏POMME / LARGHETTO 952382)に音楽のみ17曲が初収録された。
2007年英国ELレーベルから、オリジナル・アルバムと作品集17曲を1枚にまとめたCD(ACMEM98CD)がリリースされた。
翌2008年EU GOLDEN STRAS からリリースされた3枚組CDのバルドー作品集“MUSIC FROM BRIGITTE BARDOT MOVIES”(GSS5618 CD2)にはEL盤の内容にもう1曲ジルベール・ベコーの「MON COEUR ECLATE 僕の心は破裂する」が追加収録されている。これは映画の中でバルドー演ずるジュリエットが聴いているラジオから流れてきたもので、ベコーが主演した『遥かなる国から来た男』の主題歌でもある。
画像は仏ヴェルサイユ盤